易ってなに?

易とはなんなんでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

『易』とは『易経』ともいいます。もとは儒教の経書の一つです。

「経」の字はもと織物の縦糸の意味。ですから意味を現代風に解釈すると、

すじみち、道の意味になります。
人の生きる道、天下国家を治める道、
ひいては宇宙の核心に触れ、宇宙を動かしている道、

それを説き明かしたのが「経」であると云っています。

この世の中の経綸(しくみ)という意味があるのです。



それらは聖人の作成あるいは編纂にかかる神聖な
書物であり、あらゆる真理の源泉とされていました。

歴史的観点から観ると、

『易』,『詩』,『書』,『礼』,『春秋』を『五経』とよび、漢代から清代に至る2千年
(前2世紀―19世紀)の間、現代のキリスト教におけるバイブルのような権威を持っていたと云われています。 


 

また同時に、『易』は占筮(うらない)のテキストでもありました。

古代中国では国の大事を決定するのに、占術に精通し、

中今の黙示(今、何処にいるのか?どんな状態か?)を正確に読み解くための

ツールとして多用したと言われています。
 


 

殷代(前18世紀―前12世紀)には、亀の甲を灼いてひびわれの形で吉凶を占う方法が多く用いられており、

これを卜(ぼく)といいます。卦の右側に書かれる卜の字はひびわれの象形であるといわれています。

周代(前12世紀―前3世紀)になると、亀卜よりも筮(ぜい)のほうが多く行われるようになります。

 

周初の理想的な国家組織をえがいた『周礼』(礼の経書の一)によれば、

太卜という占いを掌どる官吏が『三易』でもって占筮をした。と書かれいます。


まさに世を治めるための皇帝の学問として発生した易は

現代版”戦略構想のメソッド”とも云えるのではないでしょか?
 

今より3500年前から脈々と受け継がれ、現代にまで生き残る“占術”の一つです。

 

 

 

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